アリフレックスのレンズ

DP2

アリフレックスは映画用のカメラだけど、
APS-CのNEX-7を手に入れて、いよいよアリフレックス用レンズの本領発揮。
35mm映画のフォーマットは、いわゆるフルサイズより小さく、
実はAPS-Cに非常に近いサイズ。ちょうど良いのだ。

ところで、このレンズをスティルカメラで使ってみたいという欲望は、
数十年前の学生時代に遡る。

中学、高校時代は映画をよく観に行っていた。
映画館に行くと、パンフレットを売っているけど、
映画のワンシーンや俳優の写真だけでなく、
撮影シーンも載ってたりして、映画カメラが写っていることもあった。

そんな写真の一枚によく目を凝らすと、
カメラに『Arriflex』の文字が読み取れ、
そのとき初めてアリフレックスという名の映画カメラを知った。

しかし、アリフレックスは35mmや16mmフィルム用でプロを対象としたもの。
学生の使えるような機材ではない。
そこでせめて、レンズだけでも一眼レフに取り付けて写真を撮れないものか、などと夢想していた。
(もっとも、レンズだけでも相当高価なのを当時は知らなかった)

余談だけど、高校時代には中古の8mmカメラ(フィルムです)を買って短編映画を撮影し、
学園祭で上映したこともある。
この時のカメラはBolex(ボレックス)で、今でも手元にあるけれど、
これを買ったのも「・・lex」という語尾が似ていたのと、
Som BerthiotのPan-Cinorズームレンズの横から飛び出したビューファインダーが
いかにも映画を撮るためのレンズという感じがしたから。
(それらしい形や雰囲気は大事)

映画熱は大学に入る頃から徐々に落ち着き、
それから数十年の歳月が経ち、時代はデジタルカメラ全盛、ミラーレスカメラが発売。

最初は特に興味も無かったけど、ネットの情報でアダプターを介して色々なレンズが使えることを知り、
そこで思い出したのが件のアリフレックスのレンズ。
「もしかすると、使えるかもしれない。」
果たして、アダプターは発売されており、オークションなどで中古レンズが売られている。
しかも数百ドル程度のものもある。
「これは・・・、いくしかない」ということで、早速、E-PL1とアダプター、レンズを買い揃えた。
これが2年前くらいの話。

ところで、アリフレックスというのはあくまでも映画カメラで、レンズはレンズメーカーが供給している。
日本の市場ではあまり見かけないが、eBayをウォッチしていると、
ドイツのツァイス、シュナイダー、アストロ・ベルリン、
フランスのアンジェニュー、キノプティーク、
イギリスのテーラー・ホブソン、などがあるようだ。

この2年の間にレンズは少しずつ増殖しているが、
最初に手に入れたのは比較的手ごろな価格のシュナイダー。
レンズに『Arriflex』と刻印されているのを見た時は、無性に嬉しかった。

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