DUCATIのEtar 35mm/f3.5。
先日、eBayでイタリアのカメラ店から購入した。
本来は、Simplex(シンプレックス)というカメラに固定されているレンズだが、
取り外してEマウントに着けられるように改造されていた。
こうした改造レンズを通販で買う最大のリスクは、
実際に手に取り、問題ないか確認できないことにある。
そういうわけで、届いて試してみるまでは心配だったが、
きちんと無限も出ていたし、専用のキャップまで作る凝りようで、
けっこう丁寧な仕事だったので一安心した。
ところで、DUCATIはイタリアのボローニャを拠点とするオートバイメーカー。
しかし、第二次大戦後の1940年代終わりから1950年代の初めにかけてカメラも作っていた。
レンズ交換可能で連動距離計を装備したSongo(ソーニョ)と
レンズ固定で距離計を装備していないSimplex(シンプレックス)である。
これらのカメラは、小さくて、デザインがカッコイイ。
いつか縁があったら、カメラを欲しいなとは思っていたのだが、
そんな矢先に出会ったのが今回の改造レンズである。
ミラーレスで使えるならと、つい欲を出してしまった。
レンズの鏡胴は、親指ぐらいの大きさしかないが、けっこうよく写る。
ちなみに、前回は、その撮影例である。
国と時間を越えて巡りあったレンズとカメラですね。
何だか物語みたいです。
Sachie さん
そうですね。古い物は、色々な物語を持っていると思います。
このレンズも既に60年ぐらい経っています。私よりも長く生きているわけですから、きっと思いもよらない物語があるかも知れません。話を聞いてみたいですね。
DUCATI ~ バイクでは散々お世話になりました。
カメラ+レンズを手がけていたとは初めて知りましたが不思議はないですね。
個性のあるメーカーですから・・・
KOH さん
「イタリアンライカ」とも「ミニチュアライカ」とも呼ばれているそうですが、個性的だと思います。
いつかは手にしてみたい夢のカメラです。
レンズもいい感じですが映りも雰囲気ありますね~
KOH さん
柔らかな雰囲気の写りなので、好みのタイプのレンズです。
こんにちは。DUCATI がカメラを作っていたとは初めて知りました。
それに良い写りですね。こういうときはかな〜り、嬉しくなるんじゃないですか?(^^)
川越さん
数年前にカメラ店で見たのが初めてなのですが、一目惚れしました。欲しいところですが、高いのでなかなか買えません。
この改造レンズは、リーズナブルなお値段だったので心配もあったのですが、好奇心には勝てませんでした。試し撮りをしてみて、改造に問題もなく、写りも好みだったので、ホッとしたというのが正直なところです。ジャンクでなくて良かったと。