電車から見える風景を歩く/西日暮里

電車に乗って窓の外を眺めていると、
気になる風景に出会うことがある。

それは、いつか降り立って、
散策してみたいと思わせる風景だ。

そういった場所はいくつかあるけれど、
JRの西日暮里もそのひとつ。

私にとって西日暮里は、たいてい通り過ぎるか、
千代田線に乗り換えるために降りる駅。

しかし、駅から見える、小高いところへ登っていく階段が気になる。
しかも登った先には、林が見えていて、
そこに何があるのか、ますます気になる。
ということで先日、降り立ってみた。

駅からその階段へ行くにはガード下をくぐる。

そしてガードを抜けたらすぐ階段が・・・

いいですね。この階段。
真っ直ぐではなく、少し折れていて、
その先が隠れているところに趣を感じます。

階段を途中まで登って、見下ろしてみると、

内回りの山手線と、大宮方面の京浜東北線のホームが見える。

そして、さらに階段を登って行くと、

そこは神社。

桜も咲いていて、ちょうどいい季節。
こういう散歩もたまにはいいですね。

アリフレックスのレンズ

DP2

アリフレックスは映画用のカメラだけど、
APS-CのNEX-7を手に入れて、いよいよアリフレックス用レンズの本領発揮。
35mm映画のフォーマットは、いわゆるフルサイズより小さく、
実はAPS-Cに非常に近いサイズ。ちょうど良いのだ。

ところで、このレンズをスティルカメラで使ってみたいという欲望は、
数十年前の学生時代に遡る。

中学、高校時代は映画をよく観に行っていた。
映画館に行くと、パンフレットを売っているけど、
映画のワンシーンや俳優の写真だけでなく、
撮影シーンも載ってたりして、映画カメラが写っていることもあった。

そんな写真の一枚によく目を凝らすと、
カメラに『Arriflex』の文字が読み取れ、
そのとき初めてアリフレックスという名の映画カメラを知った。

しかし、アリフレックスは35mmや16mmフィルム用でプロを対象としたもの。
学生の使えるような機材ではない。
そこでせめて、レンズだけでも一眼レフに取り付けて写真を撮れないものか、などと夢想していた。
(もっとも、レンズだけでも相当高価なのを当時は知らなかった)

余談だけど、高校時代には中古の8mmカメラ(フィルムです)を買って短編映画を撮影し、
学園祭で上映したこともある。
この時のカメラはBolex(ボレックス)で、今でも手元にあるけれど、
これを買ったのも「・・lex」という語尾が似ていたのと、
Som BerthiotのPan-Cinorズームレンズの横から飛び出したビューファインダーが
いかにも映画を撮るためのレンズという感じがしたから。
(それらしい形や雰囲気は大事)

映画熱は大学に入る頃から徐々に落ち着き、
それから数十年の歳月が経ち、時代はデジタルカメラ全盛、ミラーレスカメラが発売。

最初は特に興味も無かったけど、ネットの情報でアダプターを介して色々なレンズが使えることを知り、
そこで思い出したのが件のアリフレックスのレンズ。
「もしかすると、使えるかもしれない。」
果たして、アダプターは発売されており、オークションなどで中古レンズが売られている。
しかも数百ドル程度のものもある。
「これは・・・、いくしかない」ということで、早速、E-PL1とアダプター、レンズを買い揃えた。
これが2年前くらいの話。

ところで、アリフレックスというのはあくまでも映画カメラで、レンズはレンズメーカーが供給している。
日本の市場ではあまり見かけないが、eBayをウォッチしていると、
ドイツのツァイス、シュナイダー、アストロ・ベルリン、
フランスのアンジェニュー、キノプティーク、
イギリスのテーラー・ホブソン、などがあるようだ。

この2年の間にレンズは少しずつ増殖しているが、
最初に手に入れたのは比較的手ごろな価格のシュナイダー。
レンズに『Arriflex』と刻印されているのを見た時は、無性に嬉しかった。

Antique

RANK TAYLOR-HOBSON, COOKE SPEED PANCHRO, SER II, 32mm/T2.3(Arriflex) +Adaptors(Arriflex+M+E) +Sony NEX-7

10年ぐらい前、ロンドンを旅行した際に骨董屋で買ったもの。
19世紀初頭の嗅ぎ煙草入れらしいのだが、靴の形をしている。
そして何故か、先の方がクルんとしている。

それにしても、このレンズは寄れる。

神楽坂散策



今日は、NEX-7にアリフレックスのレンズをつけて神楽坂へ出る。

しかし、神楽坂に行ったのは、もうひとつお目当てがあって、
久しぶりに鰻が食べたくなったから。

ところがお店へ行ってみると、都合により当分休業との張り紙がしてあった。
すでに胃袋は鰻重の準備をしているし、非常に残念!
しかし、昔から何度も来たことのあるお店なので心配でもある。
早く再開できることを祈ってます。

ところで、神楽坂にはフランス人が多い。
近くに日仏学院があるせいかもしれないが、
すれ違う西洋人の話している言葉がフランス語だったりする。

ということで、フレンチレストランもたくさんある。
そこで、胃袋を急激にフレンチへ切り替えることにした。

入ったのは写真のお店ではないが、
胃袋は満足してくれたようだ。