散歩 2013 冬 #04

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「神保町界隈」

この街を訪れるようになったのは、
駿河台の予備校へ通っていた頃で、
昼時や学校帰りに神保町へ行き、
ご飯を食べたり、古書店をのぞいたりしていた。

すでに四半世紀も前のことで、
世紀という書き方ができるくらいに時が経ってしまった。

その頃と今とで一番変わったのは明治大学である。
当時は今のような現代建築の校舎ではなかった。

駿河台から山の上ホテルの脇を通り、
明治大学の裏手の錦華坂を神保町へ下っていくと、
古い校舎の窓から吹奏楽の練習が聞こえてきたのを思い出す。

一方、神保町には古書店や喫茶店など、
意外と昔のお店や建物が残っていて、
それが今もこの界隈を歩いていて楽しいと思うところである。

神保町界隈

久しぶりにエチオピアのカリーライスでも食べたいな、
と思って土曜日に神保町へ行ってきた。
ちょっと薬膳ぽい感じが好きで、たまに行く。

カリーライスを食べた後、
せっかく神保町まで来たので、
古本屋を何軒か覗いてみた。

本はたいてい古本で買うのだが、
最近はネットで探して買ってしまうことも多い。
全国から探すことができるので、
これと決まった本を買いたいときは、
相場や状態を勘案しながら買えるし便利である。

しかし、たまにリアル店舗を廻ってみるのも楽しいものである。
思いもかけない本との出会いがあるからだ。

この日も吉村伸哉著「現代写真の名作研究」(昭和45年)という本を
何気なく手にとって拾い読みをしていたら、
なかなか面白そうなので買ってしまった。

早速、近くの喫茶店で、
ゆっくりコーヒーを飲みながら読み始める。

昭和45年というと1970年。約40年前の本である。
海外と日本を合わせて24の写真集を解説していて、
読み応えもありそうだ。

こういう出会いがあるから、
古本屋めぐりは止められない。