
秋田へ旅行に行ってきた。
初日は新幹線で角館へ行き、一泊。
翌日、車を借りて田沢湖を廻り、
今回のメインである乳頭温泉郷へ。
温泉郷ではめぐり湯もしたかったので二泊。
最終日は、岩手側の国見温泉に立ち寄り湯をして帰ってきた。
乳頭温泉郷で泊まった宿は鶴の湯。
山奥の細い曲がりくねった道を車で登っていき、
その行き止まりにある一軒宿。
道は途中から未舗装の砂利道になるのだが、
最初に訪れた時(4年前)は、
本当にこの先に宿があるのか、ちょっと心配になった。
宿の露天風呂が気に入っていて、
そのために再訪したといっても過言ではない。
乳白色のお湯で、熱過ぎず、ぬる過ぎず、
ゆっくりと時間をかけて入っていられる。
露天風呂からは、内湯の小屋が見え、
夜にはその小屋の窓から漏れる明かりと、
雨よけの庇に吊り下げられたランプだけという、
いかにも秘湯という風情がある。
ちなみに、鶴の湯には4種類の泉質の異なる源泉があり、
それぞれ白湯、黒湯、中の湯、滝の湯とよばれ、
楽しむことができる。
また、秋田藩主が湯治に訪れた際に
警護の者が詰めた建物として
茅葺き屋根の本陣が残っていて、
それが宿泊施設にもなっている。
残念ながら、本陣は予約が満杯で取れなかったが、
食事は本陣だったので、雰囲気は味わえた。
囲炉裏で山の芋の鍋を煮て、
また、岩魚を焼いて出してくれる。
これがまた美味しいのである。
この宿で二泊したが、
できれば、また訪れたい。






