秋田旅行 #01 鶴の湯

秋田へ旅行に行ってきた。

初日は新幹線で角館へ行き、一泊。
翌日、車を借りて田沢湖を廻り、
今回のメインである乳頭温泉郷へ。
温泉郷ではめぐり湯もしたかったので二泊。
最終日は、岩手側の国見温泉に立ち寄り湯をして帰ってきた。

乳頭温泉郷で泊まった宿は鶴の湯。

山奥の細い曲がりくねった道を車で登っていき、
その行き止まりにある一軒宿。
道は途中から未舗装の砂利道になるのだが、
最初に訪れた時(4年前)は、
本当にこの先に宿があるのか、ちょっと心配になった。

宿の露天風呂が気に入っていて、
そのために再訪したといっても過言ではない。
乳白色のお湯で、熱過ぎず、ぬる過ぎず、
ゆっくりと時間をかけて入っていられる。

露天風呂からは、内湯の小屋が見え、
夜にはその小屋の窓から漏れる明かりと、
雨よけの庇に吊り下げられたランプだけという、
いかにも秘湯という風情がある。

ちなみに、鶴の湯には4種類の泉質の異なる源泉があり、
それぞれ白湯、黒湯、中の湯、滝の湯とよばれ、
楽しむことができる。

また、秋田藩主が湯治に訪れた際に
警護の者が詰めた建物として
茅葺き屋根の本陣が残っていて、
それが宿泊施設にもなっている。

残念ながら、本陣は予約が満杯で取れなかったが、
食事は本陣だったので、雰囲気は味わえた。
囲炉裏で山の芋の鍋を煮て、
また、岩魚を焼いて出してくれる。
これがまた美味しいのである。

この宿で二泊したが、
できれば、また訪れたい。







10 thoughts on “秋田旅行 #01 鶴の湯

  1. おかえりなさい。疲れはとれましたか?…といっても、きっと今日から仕事をなさっているのでしょう。
    以前仕事をしていた時、長期休暇明けにメールボックスを開けるのにドキドキしたことを思い出しました。バババババとものすごい勢いで太字(=未読)のメールが次々に画面に現れる様には恐怖感すら感じました(笑)

    写真、どれも素敵です。特に2番目の写真の窓の灯りがとてもきれいです。気温が下がってくると、蛍光灯ではない(だろう)温かみのある窓の灯りが特に惹かれます。

    1. hello rollei さん
      リフレッシュしてきました。
      でも、おっしゃるとおり、休暇が明けて出社してみるとメールがたくさんたまっていて、月曜日はその対応でした。
      この宿は、電球とランプを多く使っています。古い建物の窓から漏れる灯りは、なんともいえない雰囲気があっていいですね。
      ところで、今回は持って行きたいと思ったレンズを全部持って行きました。

  2. 乳頭温泉は1度は行ってみたいのですが、なかなか機会がありません。でも良さそうな温泉ですね。それにしても、どの写真も美しいですねぇ。同じレンズを持っているのに、どうしてこんなに違うのかと不思議になります。う〜ん。

    1. 川越さん
      ぜひ一度、乳頭温泉を訪れてみてください。特に鶴の湯は、川越さんの好みの宿ではないかと思います。
      東京から新幹線で3時間半、そこから車で1時間もかかりません。
      東北に行くと、いつも思うのですが、なにか独特の風情があり、日本の原風景が残っているような気がします。それに惹かれて、また、行きたくなってしまいます。
      今回、35mmはSummaronとSummilux、50mmはElmarとXenon、広角はSuper Wide-Heliar を持って行きましたが、Summaronを一番多く使ったと思います。

  3. こんにちは。私達はいつもマウンテンバイクなので、乳頭温泉はちょうどいい距離かも知れません。秋は混雑しているだろうし、初冬に行ければ一番いいなぁと思うのですが、人気の宿ですから難しいですよね。
    ズマロン、振り返って見ればいなかに行くときに持ち出す事が多いようで、都会ではズミルックスを持ち出します。無意識のうちですが、ズマロンには「渋さ」みたいなものがあるのかもしれません。

    1. 川越さん
      紅葉のシーズンは混んでいるので厳しいかもしれません。雪がいつぐらいから降るのかわかりませんが、冬は雪深いところだと思います。ちなみに、帰る日の朝は10度になり寒く感じました。
      ズマロンには安心感があって、旅には欠かせないレンズです。

  4. 夏休み旅行お疲れさまでした。東北の温泉の少しひなびた田舎の風景もtr1964さんの作品になると、視線の惰性がないというか、独特の清潔な情感があって、素敵ですね。ランプとその背景のボケが好みです。

    1. kazさん
      コメントありがとうございます。
      東北を気に入っています。もっともっと出かけていきたいと思ってます。
      ランプとか街灯が好きなのですが、この旅館はランプをたくさん使っているのでお気に入りです。

  5. 秋田へのご旅行、素敵ですね。どの写真からも日本の故郷を感じます(私にはこういう故郷はないのですが、何故かとてもほっとしてしまいました)。
    この鶴の湯、書き留めました!いつか、こういう小さな宿に、相方を連れて行ってあげたいです。鶴の湯、というのが名前なのですよね。
    白と黒の写真なのに、とっても温かい印象をうけるのはどうしてでしょう。夕暮れに灯された明かりの優しい雰囲気が好きです。

    1. papricaさん
      秋田は日本らしい風景が残っていて、本当に良かったです。機会があったらぜひ訪れてみてください。
      宿の名は「鶴の湯」です。詳細は、http://www.tsurunoyu.com/ にありますのでご参考までに。
      ランプや裸電球の灯りには、温かみがありますね。あえて白黒にしてますが、想像して楽しんでみてくさい。

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